芸術の力で平和へのメッセージを届けようと、被爆者をモデルにした写真展が広島市で始まりました。
広島国際会議場で始まった「被爆者の肖像 80年の記憶」展のオープニングセレモニーには、作品のモデルとなった被爆者など関係者およそ40人が出席しました。
展示されているのは、写真家のパトリック・ボイドさんが撮影した広島と長崎の被爆者52人の肖像写真です。
作品は立体に見えたり見る角度によって絵柄が変わったり動いて見える”レンチキュラー”という特殊な技法を使って表現されたものです。
明暗の強いコントラストで表現された立体感のある被爆者の肖像からは、「核兵器への怒り」や「平和への思い」、そして、「二度と核兵器を使わせてはならない」というメッセージが伝わってきます。
【撮影に協力した被爆者・小倉桂子さん】
「未来への思い、核兵器廃絶の思い、それを写真は語ってくれてると思います」
被爆者の人生と思いを未来につなぎ平和を訴える「被爆者の肖像 80年の記憶」展は、来月3日まで開かれています。
 
       
         
         
        