雨もこのあと心配ですが、11月1日からは3連休ということで、関東では天気も回復して絶好の行楽日和となりそうです。

この時期気になる紅葉の見ごろ、どこまで進んでいるのでしょうか。
人気スポットを取材しました。

午前10時ごろの岡山・倉敷市から見た瀬戸大橋。
次第に雨雲が流れ込み、橋が見えなくなり視界不良となりました。

ハロウィーン本番の31日は、全国的に雨が降る空模様となっています。

愛媛・八幡浜市では、朝からザーザー降りの雨に。

高知市では水路を流れる水の勢いが増し、ゴーッと音を立てながら勢いよく雨水が流れていました。

午後になると、近畿地方にも雨雲が流れ込みました。
午後2時の大阪・堺市では激しく雨が降り、車が水しぶきを上げながら走っていました。

雨どいからは激しく水が流れ落ちる様子が見られました。

兵庫・明石市でも大粒の雨が。
観光名所の京都・嵐山もあいにくの空模様で、大粒の雨が水面に打ち付けていました。

そして雨は関東でも…。

31日午後2時前の茨城・神栖市では、車のフロントガラスを打ち付けた雨水が流れ落ちていました。

西日本の各地で朝から降り続いた雨は、午後から近畿、東海、そして関東へ。
このあと夜にかけ、ハロウィーン本番は警報級の大雨に注意が必要です。

一方、11月1日から始まる秋の3連休。
行楽シーズンとなる中、各地で紅葉が見ごろを迎えています。

新潟・湯沢町では、ゴンドラの窓から広がる一面の紅葉が。
赤や黄色に色づいた木々で山一面が彩られ、今が見ごろとなっています。

青く澄んだ二居湖と紅葉の美しいコントラスト。
約25分間、日本で一番長く空中から紅葉狩りが楽しめる人気スポットです。

23日に撮影された映像と30日の映像を比べてみると、1週間で木々の色づきに深みが出ていることが見て取れます。

この3連休、1万人以上の行楽客が訪れる見込みで、11月上旬までが見ごろです。

ウェザーニュースが発表した最新の紅葉見頃予報によると、東北や北関東の名所では、すでに見ごろを迎えているということです。

山形・尾花沢市の銀山温泉では、レトロな温泉街を鮮やかな紅葉が彩っていました。

大正ロマンの雰囲気が漂う風情ある街並みと紅葉がコラボレーション。
足湯で暖まりながら、見ごろとなった紅葉を楽しむことも魅力の1つです。

さらに、温泉街から一歩奥に進むと整備された遊歩道があり、色づいたモミジ、カエデ、ナラなどを楽しむことができます。
こちらの見ごろは11月上旬までです。

鮮やかに色づいた葉が水面に映るのは、長野・軽井沢町の雲場池です。

季節が前進し、関東でも色づきが始まっています。

葉が赤や黄色に色づき始めているのは、標高約1000メートルの那須高原にある「那須平成の森」です。

あすからは11月。
気温が一気に下がり始めたことで、ひと足先にウインタースポーツもスタートしました。

31日から正式にオープンしたのは、埼玉・所沢市にある屋内型のスキー場です。
人工降雪機により、スキーなどのウインタースポーツを楽しむことができます。

プレオープンで滑りに来た人は、「まだ秋なのに雪があるってめっちゃ新鮮だなというのと、意外と寒くないので、すごく滑りやすいなと思います」と話しました。

狭山スキー場・関谷歩己支配人:
冬休み前までに、全面で滑走ができるように準備をしていきたいと思います。

11月1日にかけて注意が必要なのが、北海道・東北です。
低気圧が急速に発達して、いわゆる「爆弾低気圧」となる見込みです。

予想最大瞬間風速は東北で40メートル、北海道で35メートルと、台風並みの暴風が吹く恐れがあり、大雨とともに厳重な警戒が必要です。

午後4時過ぎの東京・渋谷スクランブル交差点では雨雲が関東にかかり出し、ハロウィーン本番の今夜は大荒れの天気になる見通しです。

午後6時ごろから雨が強まり、時間が遅くなるにつれ激しい雨に変わります。
雨は日付が変わったあとも降り続く見通しです。

東京都心でも1時間に40mmと、道路が一気に冠水するような大雨の恐れがあり、警戒が必要です。