福岡県須恵町にニセの教員免許状の写しを提出した疑いで逮捕された中学校の補助教員の男が、31日に起訴されました。

「学校教育に携わりたかった」という趣旨の供述をしているということです。

偽造有印公文書行使の罪で起訴されたのは、福岡県須恵町の中学校で補助教員を務める近藤正仁被告(66)です。

起訴状などによりますと、近藤被告は須恵町に職員として採用されるにあたり、中学校の教員免許を取得しているように装うため、今年1月、偽造された教員免許状の写しを須恵町役場に提出したとされています。

近藤被告は4月から中学校で数学の補助教員として勤務していて、捜査関係者によると「学校教育に携わりたかった」という趣旨の供述をしているということです。

関係者によると、近藤被告は福岡市の教員だった2005年に児童買春したとして懲戒免職になり、その後、教員免許が失効したまま山口や埼玉などで勤務していたということです。

また近藤被告は今年3月までの4年間、篠栗町の小学校に勤務していたとみられていて、警察は偽造免許を使った可能性があるとみて捜査しています。

テレビ西日本
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