香川県多度津町の足場仮設工事・建築工事業「濱田創建」が、高松地方裁判所丸亀支部から破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。

東京商工リサーチ高松支社によりますと、「濱田創建」は2011年設立の足場仮設工事・建築工事業者です。当初は足場工事に特化し、地場建築工事業者からの下請け受注主体に展開していましたが、その後は屋根工事、解体工事のほか学校の改修工事など官公庁元請け工事も受注し、2021年3月期には年商約2億7500万円を計上していたということです。

しかし、受注単価は厳しく、採算面では赤字が続き、債務超過の状態に陥っていたということです。業績の悪化に伴い、従業員削減などの合理化策も講じていましたが、建築資材の高騰なども追い打ちをかけ、厳しい営業環境を強いられる中、2024年3月期には年商は約1億1700万円にまで落ち込んでいたということです。

負債総額は約2億4400万円とみられています。

岡山放送
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