10月30日朝、岩手県内は放射冷却で冷え込み、霜柱が立っている所もありました。
霜柱は土の中の水分が凍ってできたものなので、空気だけでなく地面もしっかり冷えたことが分かります。
盛岡を含む県内多くの地点で氷点下の冷え込みになりました。
29日夜から30日朝にかけて高気圧に覆われて穏やかに晴れたため、地表の熱が上空に奪われる放射冷却が強まりました。
盛岡では氷点下1.1℃まで気温が下がり、車のフロントガラスが凍結していました。
気象庁では今シーズンから「初霜」や「初氷」の観測を行わないとしていますが、30日朝は霜が降りたり氷が張ったりした地点が多かったと思われます。
30日朝の最低気温は、10月の観測史上最低を記録したのが、宮古市区界と葛巻です。区界は氷点下6.8℃まで下がりました。
花巻や江刺でも氷点下の冷え込みになりました。
県内34の観測地点中33地点(岩泉町小本以外)の地点で今シーズン最低、23地点・約7割の地点で氷点下の冷えこみを記録しています。