佐賀駐屯地の近くにある排水施設で不具合があり田んぼが冠水した問題で、九州防衛局が監視体制が不十分だったなどと県や漁協に説明していたことが分かりました。
この問題は10月8日、陸上自衛隊・佐賀駐屯地の近くにある排水対策の施設で不具合があり、水路から水があふれたものです。
この影響で、コメの収穫を控えた一部の田んぼが冠水しました。
関係者によりますと、本来、水路の水位が上がると水を貯留池に戻しますが、問題が起きた当時は何らかの理由で設備が誤動作を起こし水路に水が流れ続けたということです。
九州防衛局は、すでに一連の経緯などを県や県有明海漁協に説明していて、「監視体制が十分であれば冠水することは無かった」としています。
九州防衛局は再発防止策として監視体制を見直したほか、異常を確認した場合、排水ポンプを自動で停止するようにしたということです。