10月29日、新潟市西区の畑で収穫されていたのは秋の味覚『カボチャ』。

すずまさ農園で栽培しているブランドかぼちゃikka(イッカ)は1個4000円前後と一般的なものに比べ高級です。

【すずまさ農園 堀美鈴さん】
「とても手間暇かけて作っているので、私たちの愛情もいっぱいこもっているかなと思う」

その価格を裏切らないおいしさを実現するため、栽培には強いこだわりがあります。

【長谷川珠子アナウンサー】
「一般的なカボチャは1本のつるに対し、多くて5~6個の実をつけますが、ikkaは実をつける芽を減らすことで、1本につきカボチャを1個に限定しています」

【すずまさ農園 堀美鈴さん】
「多くの実をつけたときよりも、ずっと一つの実に栄養が集まって、デンプンがたくさんたまる。その分、ホクホクで追熟したあとに甘いカボチャになる」

芽を減らした分、雨の影響などで実がならなかった場合、収穫できないリスクもあるといいますが…

【すずまさ農園 堀美鈴さん】
「大変だが、つるを見て、一個一個丁寧にわき芽を取っていく作業はおもしろくて、かわいがっている感じがして、私はすごく好き」

我が子のように愛情を注がれ育てられた特別なカボチャ。追熟の期間も1カ月と長く、時期によって味わいが変化するのも特徴です。

販売開始から間もない頃はホクホクとした食感なのに対し、追熟が進むと、しっとりとした食感になり、豊富なでんぷんが糖に変わることでより甘くなるといいます。

夏に収穫され、追熟を終えたikkaをいただくと…

【長谷川珠子アナウンサー】
「甘い!口当たりが非常に滑らかでとろけるような味わい。味付けをしていないそのままのカボチャというのが信じられないくらいの甘さがあってすごくおいしいです」

【すずまさ農園 堀美鈴さん】
「カボチャ好きな人こそ食べてほしいというか、カボチャの濃い味・風味を楽しんでもらえたらうれしい」

この日収穫されたikkaは12月中旬に出荷が始まります。

NST新潟総合テレビ
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