2023年、ミャンマーから覚醒剤を密輸入した罪などに問われている男の初公判が新潟地裁で開かれました。

覚醒剤取締法と関税法違反の罪に問われているのは、東京に住む中国国籍の李雨杭被告(30)です。

起訴状などによりますと、李被告はおととし1月、仲間と共謀し、ミャンマーから2回にわたり国際スピード郵便を使って上越市の集合住宅などに覚醒剤を隠し入れた荷物を送り、覚醒剤合わせて5.4kgを密輸入しようとした罪に問われています。

10月29日の初公判で李被告は起訴内容について「ミャンマーから覚醒剤を輸入しようとはしていない」「郵便の中身が覚醒剤だと分からなかった」と否認しました。

冒頭陳述で検察側は「李被告が日本での覚醒剤の受け取りや回収のとりまとめ役だった」と指摘した一方、弁護側は「積極的な関与がなく重要な役割をしていない。荷物の中身も知らされていなかった」などとして無罪を主張しました。

裁判は10月30日、被告人質問が行われます。

NST新潟総合テレビ
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