29日は平野部からも雪化粧した山なみが見え、富山地方気象台は「立山の初冠雪」を発表しました。

平年より17日、過去4番目に遅い観測です。

一方、立山のふもとは紅葉が本番です。山頂の雪と、紅葉のコントラストを楽しもうと観光客が訪れています。

29日の県内は高気圧に覆われ、午前を中心に晴れ間が広がりました。

朝は放射冷却の影響で冷え込み、最低気温は富山市で7度、高岡市伏木で7.7度と県内7つの観測地点で今シーズン一番の低さとなりました。

この天気の中、晴れ間がのぞいた午前中は、平野部から立山山頂の雪を確認することができ、富山地方気象台は「立山の初冠雪を観測した」と発表しました。

平年より17日、過去4番目に遅い観測です。

そして、山すそでは紅葉が進んでいます。

*リポート
「標高の高いところから紅葉が始まり、およそ3週間。標高1000mのあたりまで紅葉前線が下がってきています。ここ称名滝ではちょうど山の上は雪化粧、中腹部が色づき、下は緑の3段紅葉が楽しめます。」

こちらは標高1,080m、錦秋の称名滝。

紅葉は滝つぼ周辺では色づき始めですが、標高が上がるごとに色づいた木々の鮮やかな姿を眺めることができます。

今年は残暑の影響で紅葉が遅れていましたが、山頂の雪と合わせ、今が見頃です。

*長野県から
「きのう、室堂のライブカメラを見たら雪が降っていたので多分紅葉進んでいるんじゃないかと。きのう決めて新幹線にけさ飛び込んで来た」

*高岡市から
「感動して、何回みてもお~ってなる。ちょっとずつ紅葉が始まりかけていて、よく見ると山の上に雪が積もりかけていて、四季折々の顔がみれていいなと思った」

地元の観光協会によりますと、称名滝周辺の紅葉は11月上旬ごろまで楽しめそうだということです。

富山テレビ
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