富山マラソン2025まであと4日となりました。

BBTでは今年も様々な思いでマラソンに挑戦するランナーに密着します。

29日は、仲間と体を動かすのが大好きという富山市の女性、実はある競技で世界2位という強者なんです。

日曜の朝、お揃いのTシャツ姿で仲間とランニングを楽しむ、富山市の綿引真紀さん(49)。

*富山マラソンに出場する 綿引真紀さん(49)
「マラソンのために作りました。愛走Tシャツ」

週に一度、ジム仲間とともに富山マラソンに向け10キロの走り込みを続けています。

*富山マラソンに出場する 綿引真紀さん(49)
「マラソンは苦手で、特に長距離が辛いと思うけど、みんなと走ることが楽しいので続けられる」

マラソンはあまり得意ではないという綿引さんですが…。

実は、スポーツチャンバラ世界2位、これまで世界大会に23度も入賞しているつわものなんです。

スポーツチャンバラ、スポチャンの競技人口は世界でおよそ40万人。

遊びのチャンバラと護身術を合わせた日本発祥のスポーツで、空気を入れた柔らかい剣で相手を打ち勝敗を決めます。

綿引さんは、19年前夫の兄が競技に打ち込んでいたことから家族で楽しみたいとスポチャンを始め、娘が独立した今は夫と2人、自らの稽古と子どもたちの指導のため週に4回夜に教室に出向き、スポチャンに打ち込んでいます。

*子どもたちは
「うまい。強い」
「尊敬できる人。チャンバラの先生をやってて上手だから尊敬できる」

綿引さんの一日は、早朝から始まります。

実家の餅店を夫婦で継ぎ、1日およそ10種類の商品を作っています。

Q.作業は何時から?
「大体5時から7時50分くらいまで」

餅作りは毎日、朝の5時から作業を始め店番、そして夜はスポチャンにランニング。

立ち仕事は体力作りにも一役買っていそうですが、そのパワーの源はどこにあるのでしょうか?

「小さい時から体を動かすのが好きだったので。みんなでワイワイするのも」

ジム仲間に誘われて初めて富山マラソンに挑戦したのはおととしの秋。

初めてのマラソンに向け走り込みを始めたのは2年前でしたが…、そこはスポチャン世界2位の運動能力。

2年連続で出場しともに4時間40分台の好成績を残しています。

「最初はちょっときつくて走れなかったけど仲間のおかげでどんどん走れるようになった」

*ジム仲間は
「非常に頑張ってる。人一倍負けず嫌いだと思うので。最初は遅かった。3年間で毎日走ってるので彼女。相当僕らのレベル以上になってる」

「無事完走できますように」

スポチャンで培った体力と餅のような粘り強さで今年、綿引さんが目指すのは…?

「サブ4.5を目指してるので何としてでも4時間半以内に完走したい」

「富山マラソン。頑張ろう、頑張ろう~」

綿引さん、この他にもラテン系のダンスZUMBAのサークルに入っているほか、冬はスノーボードも楽しんでいるそうです。

『マラソンを走る時は1人で不安だけど頑張ります』と意気込んでいました。

サブ4.5達成、期待できそうですね。

富山テレビ
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