昨年度、富山県内の小学校で確認された暴力行為の件数が、前の年に比べ1.5倍に増加したことがわかりました。
県の発表によりますと、昨年度、県内の小学校で確認された暴力行為の件数は1324件で、前の年に比べ450件あまり増加し、過去最も多くなりました。
中でも最も多かったのは、同じ学校に通う児童同士の暴力行為で、県教育委員会は、コロナ禍でコミュニケーションをうまくとれず、感情のコントロールが苦手な児童が増えていることが要因だとしています。
また昨年度、県内の小中学校や高校などで認められたいじめの件数は2951件で過去最も多かった前の年とほぼ同じ水準となりました。
さらに、不登校の児童・生徒の数は、「不登校が問題行動ではない」という認識の広がりを背景に直近の5年間で増加傾向にあり、昨年度は3182人と過去最も多かった前の年に次いで、過去2番目に多くなっています。
 
       
         
         
        