JR東海はリニア中央新幹線品川・名古屋間の総工事費について「大幅に増える見通しとなった」と発表しました。
2023年12月の時点では7兆円余りでしたが、物価高や難工事への対応で約4兆円増え11兆円になるということです。
主に物価高騰で2.3兆円、トンネルなどの難工事への対応で1.2兆円程度増えると試算しています。
工事資金については沿線自治体に負担を求めることはないとしています。
リニアを巡っては当初2027年の開業を目指していましたが、静岡工区の工事の遅れなどで断念。
JR東海は、静岡工区のトンネル掘削工事の見込みが立っておらず、開業時期も現時点で見通せないとしています。