2025年7月の参議院選挙における「一票の価値」をめぐる裁判で、「違憲状態」だったとの判断です。
この裁判は、2025年7月に行われた参議院選挙で、1票の格差が3.13倍だったことは憲法違反だとして、弁護士グループが選挙無効を全国の裁判所に訴えているものです。
29日に名古屋高裁金沢支部は、「前回の参議院選挙(2022年)で、最高裁が格差のさらなる是正が喫緊の課題だと指摘したにもかかわらず、選挙区間の格差が拡大した。立法府が新たな方策を講じなかったためで著しい不平等状態に至っていた」として、「違憲状態だった」と指摘しました。
一連の裁判の判決は2件目で、「違憲状態」とする判断は今回が初めてです。
一方で、選挙無効の訴えは退けました。