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プレスリリース配信元:イード

株式会社イード(本社:東京都中野区、代表取締役:宮川 洋)は、キャリアアップ(転職)及びリスキリング(資格取得~プログラミングなどのスキル習得)に関する情報サイト「ミツカル学び」において、Z世代を対象とした「AI」に関するアンケート調査を実施いたしました。

■調査概要
タイトル:Z世代を対象としたAIに関するアンケート調査
調査期間:2025年8月27日~9月3日
調査方法:クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」によるオンライン調査
調査人数:561人


結果は以下の通りです。
【緊急時の相談は87.3%が「人間の上司」に】トラブル発生時に「AI」を頼るZ世代は少数派



「仕事で急なトラブルが起きた際、あなたはまずどちらにアドバイスを求めますか?」と質問したところ、「人間の上司」と答えた方は87.3%でした。一方、「AI」と答えた方は12.7%にとどまります。

職場における判断には責任が問われるため、AIの利用は慎重な傾向がみられました。特に緊急時の対応は、経験に基づく判断が必要な場合もあるでしょう。そのため、責任者としての役目を持ち、過去の事例を知る上長へ相談した方が良い、と考える方が多いようです。

【約9割が「人間の上司」は必要と回答】進化続けるAIも職場のリーダー代替には慎重な意見



「AIが進化しても、上司のような人間のリーダーは職場に必要だと思いますか?」と質問したところ、「必要だと思う」との回答が89.3%に上ります。

対して、「必要ない」と答えた方は2.0%であり、「どちらとも言えない」と答えた方は8.7%という結果でした。昨今、AIの活躍は多岐にわたりますが、職場のまとめ役をAIが代替することは考えにくいようです。

【AIに期待する役割は「効率的な作業」「アイデアの壁打ち相手」】処理スピードを評価する回答が多数



「仕事や学習において、AIと上司それぞれに期待する役割は何ですか?」と質問したところ、「AI」に期待する役割として、回答の多い順に「AIに効率的な作業を任せたい(30.7%)」、「AIにアイデアの壁打ち相手になってほしい(9.8%)」、「AIに最新トレンドや市場動向の調査をさせたい(5.7%)」、「AIに専門外の知識やスキル習得のサポートを期待したい(3.9%)」と続きます。

一方、人間の「上司」に期待する役割として最も多いのは「上司に目標設定やキャリア相談を期待したい(22.0%)」という回答でした。次いで、「上司に人間関係の調整やチームビルディングを期待したい(15.0%)」「上司に業務の全体像や進捗管理をしてほしい(8.5%)」という結果です。

このように、「AI」にはデータ分析や資料作成、最新情報のリサーチといった、単一作業の処理速度に注目している方が多いようです。また、「アイデアの壁打ち相手」のように、一方向的なコミュニケーションで済ませられる点も、「AI」ならではの強みとして重宝される傾向にあるでしょう。

【キャリア相談で75.4%が「人間の上司」を信頼】約4分の1が「AI」に「的確なアドバイス」を期待



「あなたのキャリアに関して、的確なアドバイスをくれそうだと感じるのはどちらですか?」と質問したところ、「人間の上司」と答えた方が75.4%を占めており、「AI」と答えた方は24.6%でした。

今回の質問では、どのようなアドバイスを「的確」であると感じるかによって、意見が分かれるようです。

例えば、感情に左右されることなく、合理的に導き出された答えを「的確なアドバイス」だと感じる方は、「AI」が提示する回答に期待を寄せているようです。

一方で、実際の職場環境や相談者の人柄といった、数値データとして表現しがたい要素を含めて考慮し、経験に基づいた助言を行うことは、「AI」には不向きと考えられているようです。

【AIマネジメントの会社で「働きたい」6割超】人事評価に「納得感」と「公平性」を求めるZ世代



「将来転職する際、上司の代わりにAIが評価やマネジメントをする職場があったらどう思いますか?」と質問したところ、「働きたい」と回答した方は62.7%でした。一方、「働きたくない」と回答した方は37.3%です。

「働きたい」と答えた方のうち、最も多かった理由は「データを根拠にした納得感のある評価が期待できるから(45.3%)」でした。次に、「感情に左右されず公平に判断してくれそうだから(32.9%)」という声が挙がっています。

反対に、「働きたくない」と答えた方の理由として、「感情や人間性を理解できず、空気を読まない対応をしそうだから(27.2%)」「最後は人間の責任で判断してほしいから(27.2%)」の2つが同率1位でした。

人事評価やマネジメントには、判断の根拠が明確であるという「納得感」と、感情を介さず同一の基準で判断された「公平性」を求める声が多いことがわかりました。そのため、両方の要素を兼ね備えているAIと「働きたい」と回答した方は、過半数を占めるようです。

【AIフィードバックに「反発心」3割未満】ロジカルな判断を受容、判断方法には疑問の声も



「上司とAIのどちらからも納得できないフィードバックを受けたとき、『いや…私はこう思うんだけど』と反発したくなるのはどちらですか?」と質問したところ、「人間の上司」と回答した方が70.2%に上り、「AI」と回答した方は29.8%でした。

「人間の上司」を選んだ理由について、最も多い回答は「感情的・主観的な評価になりがちだから(59.3%)」でした。次いで、「人間関係や好き嫌いが影響していそうだから(29.3%)」「ロジックが曖昧で説明責任が弱いと感じるから(5.6%)」「自分のことをちゃんと見ていないと感じるから(4.3%)」と続きます。

対する「AI」を選んだ理由には、「状況の背景や努力の過程を理解してくれないから(40.2%)」が最も多く、「表面上の数値や記録だけで判断されそうだから(27.6%)」「対話ができず説明の余地がないから(19.0%)」「データやモデルの前提に不信感があるから(10.9%)」との声が挙がりました。

「AI」のフィードバックは、客観的な判断の結果であると受け止め、反発心を抱く方は3割未満にとどまったようです。一方、背景や過程といった数値データに表れにくい要素や、双方向のコミュニケーションの難しさなど、「AI」の判断の基準や方法自体に疑問を持つ意見もありました。

【まとめ】Z世代の「AI」に求める役割と受容度が明らかに
今回の調査では、Z世代における「AI」に求める役割として、「効率的な作業」や「論理的な判断」を重視する傾向が判明しました。

一方、「状況の背景」や「努力の過程」といった数値データで表現し得ない要素を考慮する場面や、「急なトラブル」や「キャリアアドバイス」など経験に基づく判断が必要な場面においては、AIの代替に慎重な意見が見られました。

デジタルネイティブ世代であるZ世代は、「AI」の活用の場が広がることに対する抵抗感がなく、柔軟に受容しながらも、一定の場面では「AI」の活用に冷静な姿勢を併せ持つ傾向があると言えそうです。


※本プレスリリースの内容を引用される際には、下記のご対応を必ずお願いいたします。
・引用元を「株式会社イードが運営するWebメディア『ミツカル学び』によるアンケート調査」という旨の記載
・「ミツカル学び(https://resemom.jp/manabi/)」および「ミツカル学び」の「関連記事URL(https://resemom.jp/manabi/genz-ai-survey/)」のリンク設置
■「リセマム」および「ミツカル学び」について
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・ミツカル学びについて
ミツカル学びは、リセマムが運営するキャリアアップ(転職)及びリスキリング(資格取得~プログラミングなどのスキル習得)に関するサイトです。次のような領域について、情報発信をしています。

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