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プレスリリース配信元:一般社団法人賢寿医療

一般社団法人賢寿医療が運営するON-CLINICでは、2025年に「生理休暇」に関する意識調査を実施しました。回答者は全国の20代~50代の男性200名。

制度の認知度や印象、職場での受け止め方、そして「もし自分が女性だったら生理休暇を使いたいと思うか」など、男性側の本音を探る調査を行いました。

その結果、約8割の男性が「生理休暇という制度を知っている」と回答し、一定の理解を示す一方で、その多くが制度の目的や背景にある女性の身体的負担を正しく理解していない実態も浮かび上がりました。

また、職場での取得について「仕方ないと思う」と答える男性が多数を占めるなど、理解しているつもりの距離感も明らかに。

本調査では、男性がどのように生理休暇を認識し、どの程度「自分ごと」として考えているのかを検証し、社会に残るジェンダーギャップの実態を明らかにします。

【調査概要】
調査対象:20代~50代の男性
調査期間:2025/10/24~2025/10/27
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:200人

男性の約8割が「生理休暇」という制度の存在を知っている



今回の調査では、男性の51.5%が「生理休暇という制度を知っている」と回答し、「名前だけ聞いたことがある」32.5%を含めると、実に約8割がその存在を認知していることがわかりました。

一方で、「まったく知らなかった」と答えた男性も16%おり、制度の意味や目的まで理解している層は決して多くありません。

多くの男性は「なんとなく聞いたことはあるけれど、実際にどんな時に使われるのかは知らない」という曖昧な認識にとどまっていることがわかります。
生理休暇が「女性が楽をするための制度」と誤解される背景には、こうした知っているつもりの情報不足があることがわかります。

生理休暇について「肯定47.3% vs 懸念34.9%」男性の本音が割れた生理休暇観



生理休暇について男性に印象を聞いたところ、「必要だと思う」と回答した人が47.3%で最多となりました。
しかしその一方で、「ある程度理解はできるが、悪用のリスクがあると思う」と回答した人も34.9%にのぼり、約3人に1人が疑いの目を向けていることが明らかになりました。

「なくてもいいと思う」9.7%、「甘えのように感じる」8.1%という少数意見も見られ、制度そのものへの誤解や偏見が依然として残っています。

必要だと思うとしながらも、「本当に全員がそんなに辛いのか」「休みを口実にする人もいるのでは」という意識が背景にあると見られ、理解と不信が入り混じる結果となりました。

女性の生理休暇取得を「仕方ない」と見る男性が8割。許可する側の意識も



職場で女性が生理休暇を取っていたらどう思うかという質問に対し、「体調次第だから仕方ないと思う」43.2%、「自然なことだと思う」38.9%と、約8割の男性が肯定的な意見を示しました。

一見すると理解が進んでいるようですが、その言葉選びには無意識の上下関係が潜んでいます。
「仕方ない」という表現は、あくまで許す側の視点であり、女性の権利を「特例」として認めているに過ぎません。

実際、「不公平だと感じる」8.1%、「特に何も思わない」9.7%という回答からも、問題を自分の範囲外として片付ける傾向が見えます。

生理休暇が「配慮」ではなく「当然の権利」であるという意識の差が、男女の間でいまだ埋まっていない現実を浮き彫りにしています。
「もし自分が女性なら」86%の男性が「生理休暇を使いたい」と回答





「もし自分が女性で、月に一度これらの症状があるとしたら生理休暇を使いたいと思いますか?」という質問に対し、「間違いなく使いたい」29.5%、「状況次第で使うと思う」56.5%と、約9割の男性が使いたいと回答しました。

ここで提示した「これらの症状」とは、腹痛や情緒の不安定、出血量による不快感、倦怠感、頭痛など、日常生活に支障をきたすものばかり。

多くの男性が「もし自分が同じ状態なら休みたい」と感じる一方で、現実には女性が生理休暇を取ることに対して「甘えに見える」「悪用されるかもしれない」といった見方も根強く残っています。

自分が体験すれば「休みたい」と思うのに、他人が休むと「特別扱い」に見えてしまう、小さな意識のギャップが制度への理解を難しくしているようです。

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