安倍晋三元総理大臣を手製のパイプ銃で撃ち、殺害した罪などに問われている山上徹也被告(45)の裁判員裁判の2日目が始まりました。
山上被告はきのうはかけていなかった眼鏡をかけて法廷に姿を見せました。
裁判では検察側の証拠の説明があり、山上被告が安倍元総理の襲撃を一度断念していた、2022年7月7日(事件の前日)の岡山県での応援演説に関するインターネットの検索履歴が示されました。
■襲撃を断念した事件前日の岡山県での応援演説に関する「検索履歴」
安倍元総理の殺害などの罪に問われている山上被告はきのう=28日の初公判で「全て事実です。間違いありません」と述べ、殺人罪について起訴内容を認めています。
裁判2日目のきょう=29日、山上被告は眼鏡をかけて出席しました。
裁判ではきのう=28日に続いて検察側の証拠調べが行われ、山上被告のグーグルアカウントのインターネットの閲覧履歴がまず示されました。
山上被告は事件の前日である、2022年7月7日にも岡山県の応援演説で安倍元総理を襲撃しようとしたものの、警備が厳重で断念していましたが、その応援演説に関する検索履歴が示されました。
■ 「自民党選挙応援予定」など検索
・2022年7月3日午前10時19分ごろ 「自民党選挙応援予定」と検索
・2022年7月3日午前10時19分ごろ 「決断と実行」「2022 参院選 自由民主党」「暮らしを守る」と検索
・2022年7月3日午前10時19分ごろ ツイッター(当時)自民・小野田紀美議員のアカウントにアクセス
「7月7日19時~岡山市民会館にて小野田紀美個人演説会」という内容の投稿。
・2022年7月3日午前10時37分11秒 「岡山市民会館イベント案内」で検索
・2022年7月3日午前10時37分21秒 「岡山市民会館」グーグルマップにアクセス