日本維新の会の吉村代表は29日の会見で、議員定数の削減について、「実現するために満身創痍になってやります」と述べた。
自民党との連立に合意する上で「絶対条件」と掲げていた記者から「もし実現できなかったら政府・与党への期待や政治への信頼が急速にしぼんでいく可能性があると思うが?」という質問を受け、答えた。

■「議員定数の削減やらなければ“大改革”実行は難しい」
(Q.議員定数の削減について、世論調査では7割ほどが賛成という結果も見られていて、高い期待がある。実現できなかった場合、政府。与党への期待や政治への信頼が急速にしぼんでいく可能性があると思うが、どのようにお考えか?)
吉村代表:申し上げている通り、いろいろな連立合意に書かれているような大改革を本当に日本で実行していくのであれば、まずは政治家から。『隗より始めよ』。
政治改革のセンターピン、議員定数の削減。これはやらなければ(大改革は)僕は難しいと思っています。
吉村代表:議員定数の削減は、自民も民主も約束したことです。これを今まで『ふにゃふにゃ』言いながら、全く実行してきませんでした。
実現しそうになると、とにかく反対の意見が出てきて、それっぽい意見が出てきてつぶされて終わりということが今までの現状でした。国民に対する約束も果たされていません。

■「実現するために、満身創痍になってやります」
吉村代表:その中で政治改革の“センターピン”である議員定数の削減。まずは自分たちのことから(やる)。
そしてその上で、本格的な日本の改革。社会保障改革だって簡単にできるわけないですよ。まずは自分たちのお約束した改革すらできないようであれば、僕は日本の大改革なんかできないと思っています。
吉村代表:少なくとも維新の会は実際、大阪という限定されたエリアですけど、まず自分たちのことから始めた。議員定数の削減ということを実際にやりました。
そういった意味では、非常に重要だと思っています。連立合意の中にも入っていますから。そういった意味では高市総理ともある意味同じ考え方だと思いますから、難しいけれど、進めていかなければならないと思っています。
(Q.もし実現できなかった場合、その先は考えている?)
吉村代表:実現するために、満身創痍になってやります。

