消防隊員1人が殉職した静岡市葵区のビル火災で、業務上失火の罪に問われている飲食店の元店長の裁判で検察側は禁錮1年を求刑しました。

2022年8月、葵区呉服町のビルで火事が起き、消火にあたっていた男性消防士が死亡しました。

この火災で火元となった飲食店の元店長の男(37)は防火管理をする立場だったにも関わらず、自分や従業員が店内の喫煙場所を使う際にタバコの始末を怠り火事を引き起こした罪に問われています。

10月28日、静岡地裁で開かれた初公判で男は起訴内容を認めました。

裁判は即日結審し、検察側は「灰皿に水を入れるなど基本的な管理を怠りその過失は重大」などと禁錮1年を求刑しました。

一方、弁護側は「火事は予見できず反省もしている」などと執行猶予付きの判決を求めています。

テレビ静岡
テレビ静岡

静岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。