秋田県のSNSを担当する職員を対象とした研修が開かれ、参加者が写真を撮るこつを学びました。
研修は、SNSなどを担当する県職員に情報を発信する力を身に付けてもらおうと2025年度から行われていて、27日は魅力的な写真の撮り方を学びました。
県が持つSNSアカウントは約200あり、担当職員はそれぞれの部署の活動や秋田の魅力などを発信しています。
一方で、効果的な発信方法が分からないまま業務にあたっている職員もいるようで、「いつも同じような写真になってしまう」「いい景色を見て、これを伝えたいと思って写真を撮っても、それが違うなというところがあり、伝わるような写真の撮り方を教えてもらいたい」などと悩みを口にしていました。
そんな職員の悩みに答えたのは、フォトグラファーの今井しのぶさんです。
スマートフォンのカメラの基本的な機能や、被写体をどのように配置すれば魅力的に映るかなどをアドバイスしました。
今井しのぶさん:
「人の写真は人の目が向いている方向に余白を空ける。逆だと詰まった感じの写真になる。見ている方向に空間を空けることを意識して撮るだけでもかなり変わってくる」
参加した職員たちは「光の当て方や構図に関しては、今まで意識していなかったので勉強になった。店のような写真を自分の手で撮れた」「写真を使ってこういうイベントがあったと投稿するので、活用できればと思う」と話し、今後の業務への意欲を高めていました。