2025年10月、惜しまれながら閉幕した大阪・関西万博。27日、カナダパビリオンでセレモニーが行われ、「CANADA」のロゴは取り外され、東日本大震災の復興を支援してきた宮城県名取市へ贈られました。
そして、ロゴと一緒に展示されていた赤いイスは、愛知県刈谷市の公園で展示されることになりました。
刈谷市はカナダのミササガ市と姉妹都市で、イスが設置された「ミササガパーク」には、2005年の愛・地球博で展示されていたカエデのモニュメントも移設されています。
カナダパビリオン政府代表のローリー・ピーターズさん:
「このイスは夏でも冬でも大丈夫です。(モニュメントと)一緒に良いマリアージュをできることがうれしいです」
28日に行われたセレモニーに出席した、カナダパビリオンの政府代表・ローリー・ピーターズさんは、愛・地球博でもパビリオンの広報を務めていました。
大阪・関西万博の期間中にローリーさんを取材すると、愛・地球博の公式キャラクター、モリゾーとキッコロのTシャツを着ていました。
ローリーさん:
「(愛・地球博の時は)毎日毎日ね、リニモに乗って。天むすがおいしかったです」
さらに、ローリーさんと仲良しの「万博おばあちゃん」こと、山田外美代さん(77)も公園を訪れ、早速イスの座り心地を確かめました。
山田外美代さん:
「座ると…あぁ~。背が小さいけどちょうどいいです。寝てしまう…」
万博でさらに深まる、刈谷とカナダの絆。ローリーさんはさらに交流が深まることを期待しています。
ローリーさん:
「訪れた子供たちがこのイスに座ったら、きっとカナダに留学したいと思うかも。前の世代から次の世代に」