瀬戸内国際芸術祭と大阪・関西万博、そしてアリーナの整備効果が数字で表れ始めました。JR四国は2025年度上半期の鉄道運輸収入が、人の移動が活発になった2024年を上回るペースで推移していることを明らかにしました。

JR四国の四之宮社長が10月28日の会見で明らかにしました。鉄道運輸収入は2025年度、4月から9月の上半期で147億9600万円となり、2024年の同じ時期と比べ6億5300万円、率にして4.6%増となりました。

瀬戸芸や10月13日に閉幕した万博に加えて、高松駅近くに整備されたあなぶきアリーナ香川でのイベント開催などで移動の需要が増えたとみられています。

瀬戸芸は10月3日から秋会期が開かれていて、四之宮社長は下半期も利用客増加に期待感を示しました。

(JR四国 四之宮和幸社長)
「万博に来た人が西の方へ移動したいと、実際に来た人も、もう一度行きたいと思ってもらえるよう期待したい」

また、10月25日からは高松市と徳島県を結ぶJR高徳線に新しい「アンパンマン列車」を導入していて、鉄道の魅力アップにも力を入れています。

岡山放送
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