秋田県潟上市に住む70代の男性が、警察官を名乗る相手から「犯罪にかかわっている」などと言われ、現金823万円をだまし取られました。

9月26日、潟上市に住む70代の男性に、中央警察署のイシカワと名乗る男から電話があり「暴力団を捜査する中で、あなたの名前で口座がつくられていることが判明した。あなたの名前があるから共犯」と言われました。

不安に感じた男性が、相手に名前・住所・預金残高を伝えると、今度は中央警察署のシモカワと名乗る女性から「紙幣の番号確認のために出金しなければならない」と電話がありました。

男性は指示に従って、指定されたATM現金自動預け払い機で、数十回にわたり現金合わせて823万円を引き出し、自宅で保管していました。

その後、男性はイシカワを名乗る男から電話で「これから警察官が金を取りに行く。全額を紙袋に入れて玄関先に置いておくように」と言われました。

男性は、男と電話で話しながら現金823万円を紙袋に入れて玄関先に置き、約10分後に回収される様子を確認しましたが、その後相手と連絡が取れなくなりました。

男性は不審に思って警察に相談し、詐欺被害が明らかになりました。

秋田テレビ
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