先週からクマによる人身被害が相次いでいることを受け、富山県は緊急の対策会議を開き、特にカキの実を採る際は複数人で作業することなどを呼びかけました。
28日の会議には県や市町村、関係団体などが出席。県内では、今月20日と24日に立山町で、26日には南砺市でクマによる人身被害が発生したことが報告されました。
いずれの被害も1人で作業をしていた際にクマに襲われ、南砺市での被害はカキの実を採っていたところクマに襲われました。
県は、特にカキを除去する際は絶対に1人で行わず、地域などと協力して複数人で行うこと、またヘルメットなどをつけて短時間で作業するよう呼びかけました。
今月のクマの出没件数は329件と、被害が相次いだ一昨年よりも多くなっています。