クマの出没が相次ぐ中、長野県千曲市では10月27日、小学校の近くでクマと見られる動物が目撃され、警戒にあたりました。

クマ鈴を着けて登校する子どもたち。

千曲市の東小学校では28日朝、集団で登校したり、児童に保護者が付き添ったりしました。

(記者リポート)
「きのう(27日)の夕方、小学校から近いこちらの田んぼでクマのような動物が目撃されたといいます」

近くに山がある東小学校は、常にクマ鈴の携帯を呼びかけていて、けさも教職員などが通学路のパトロールや見守りをしたということです。

保護者:
「連絡があったので付き添ってきました。子どもだけでは心配だったので」

東小学校の校長:
「クマらしきでも獣が出てくるということには変わりないので、子どもたちの安全を第一にするということで」

県内では26日、山形村の大型商業施設「アイシティ21」に子グマが居座り、麻酔で捕獲されました。

3キロほど離れた松本市の梓川高校でも同じ個体とみられるクマが目撃されています。

今年はクマの餌となるブナの実などが不作で県や警察は出没が続く恐れもあるとして、注意を呼びかけています。

長野放送
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