奈良市の不動産会社社長らが、親から相続した現金およそ10億円を自宅に隠し脱税した疑いで、大阪国税局に告発されていたことがわかりました。
相続税法違反の疑いで大阪国税局に告発されたのは、奈良市の不動産会社社長の増井功氏(64)と妹で役員の和子氏(56)です。
関係者によると、2人は会社の前の経営者だった母親が3年前に死亡した際、共同で相続した財産のうち現金10億2000万円を申告せず、相続税およそ5億2300万円を脱税した疑いがもたれているということです。
大阪国税局の調査で発覚したもので、現金は自宅内に保管されていたということです。
この告発を受けて、奈良地検が今後、起訴するかどうかを判断することになります。