「やっぱり地元はええね。」
退任後、初めてお国入りした石破前総理。
地元で約1年の任期を振り返るとともに、今後の政治活動について語りました。
10月26日夜の倉吉駅。
SPに先導され、改札口から出てきた石破前総理。
Q.久しぶりの地元はいかがですか?
石破前総理:
いいねぇやっぱりね。
いいですね。列車はね、楽しかった。いや、楽しかったなんて言っちゃいかんね。
10月26日に投開票が行われた三朝町長選挙のお祝いのために、10月21日の退任後初めて地元に戻りました。
この場で、総理在任中の支援に対する感謝の思いを口にしました。
石破前総理:
やっぱり地元に帰りたかった。長いこと待たせて、すいませんでした。
火曜日まで内閣総理大臣をしていました、石破です。
1年間、本当にお世話さんになりまして、ありがとうございました。
一夜明けた、10月27日朝。
石破前総理:
やっぱり地元はええね。
憑き物が落ちたような表情で報道陣の取材に応じました。
石破前総理:
自分として納得のできる仕事をさせていただいた。
日米の関税交渉や最低賃金の引き上げなど取り組んできた政策には一定の成果を感じていると語った石破前総理。
2024年10月の就任直後の衆院解散について問われると。
石破前総理:
非常に痛恨だったと言っていい。不信も高まったし、なんだこれはということになってものすごくつらかったが、与党で政権が成り立っている以上、与党の強い要望にあらがうのは非常に難しかった。
予算委員会などを行わず、国会論戦が不十分なまま解散に踏み切ったのは自分の責任だと述べました。
また、今後については「有権者からの期待や気力や体力が続く限りは議員を続けていきたい」とし意気込みを語りました。
石破前総理:
総理大臣を経験したものとして鳥取がよくなる、山陰がよくなるということが新しい日本をつくるんだと、そういう思いのもとで今後とも取り組んでまいりたい。