福岡県内でも冷え込むようになり、「鍋の季節」となってきました。

その鍋に欠かせない「鍋野菜」が、今シーズンはお手頃になっているようです。

27日午前8時すぎのJR小倉駅。

北九州市では午前の最低気温が14.2℃と、今シーズン2番目の冷え込みとなり、ジャケットを羽織ったりマフラーをしたりして歩く人の姿が多く見られました。

このほか最低気温は、八女市黒木で10.8℃、朝倉市で11.0℃、久留米市で12.7℃などと、8地点で今シーズン最低を記録しました。

こうして冷え込みが強まる中、恋しくなるのが鍋料理です。

27日、福岡市内のスーパーをのぞいてみると…

◆買い物客
「きょうはちょうどお鍋にいいかなと。ネギとか白菜をちょうど買ったところ」

この店では前の週から鍋用のスープや野菜などを購入する人が増えているといいます。

Q.お鍋に欠かせないのは?
◆買い物客
「キノコ類ですかね」

◆買い物客
「きょう白菜が100円以内で買えたので、椎茸とかいろいろ入れながらつくろうかな」

鍋料理に欠かせない野菜。

今年は去年に比べて、買い求めやすくなっているということです。

◆エムズ美和台店 久松浩一店長
「鍋関係の食材が売れる。去年が異常に高かったので、その時に比べると安いと思います」

鍋野菜がお買い得という声は、青果店「八百屋桃太郎 薬院店」でも…

◆記者リポート
「鍋に欠かせない葉物野菜の売れ行きが伸びているといい、店頭にずらっと並んでいます」

葉物野菜の価格は白菜は半玉で128円、キャベツは半玉で148円、ネギは2本で128円、水菜は1袋78円。

1カ月前と比べて、半額ほどになっているものもありました。

◆キャベツを購入した客
「野菜全部が前よりだいぶ安くなっていると思う」

群馬や長野など産地の気温が落ち着き、出荷量が増えているため、お手頃な価格になっているといいます。

◆八百屋桃太郎 薬院店 佐藤美奈店長
「(安さの要因は)気温とかその辺かなとは思う。ことしは特に夏場が暑かったので、今はなんでも大きくて安いし、状態も結構いい」

そしてさらなる「朗報」が。

今後は、より価格が下がる可能性が高いといいます。

◆八百屋桃太郎 薬院店 佐藤美奈店長
「九州産が今からたくさん取れ始めるので、そしたらもっと結構安くなると思う。夏場がずっと高くて『高くて買えない』というお客様が多かったので、冬はたくさんの野菜を食べていただきたい」

テレビ西日本
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