長野県飯田市と静岡県浜松市の県境の峠で10月26日、恒例の「国盗り綱引き合戦」が行われました。領土をかけた白熱の戦い。軍配はどちらに?
熱い声援を受けながら一心に綱を引き合うのは、飯田市南信濃の「信州軍」と静岡県浜松市水窪町の「遠州軍」です。
10月26日、県境の兵越峠で行われた恒例の「峠の国盗り綱引き合戦」です。
勝った方が、国境を1メートル相手側に広げられるルールで、通算成績は信州軍の19勝15敗。4メートル静岡県側に攻め込んでいる形です。
現在、2連勝中の信州軍。気合を入れて綱を引っ張りますが―。
1回目は遠州軍が勝ちました。
勝負は、先に2勝した方が勝利となります。
続く2回目。互いに低い姿勢で綱を引き合い、一歩も譲りません。
信州軍も懸命に綱を引っ張っていましたが―。
「遠州軍勝利」
2連勝で遠州軍が勝利しました。
「国境」は長野県側に1メートル押し返されました。
遠州軍リーダー・山本功さん:
「やっと勝てました、念願の1勝です。ひとつになったと感じられました」
信州軍リーダー・御子柴美樹夫さん:
「悔しいけど、水窪の人の3連敗できないという思いが綱に乗ってました。力足らずで負けてしまいましたけど、また来年頑張りたい」