「お手柄な小学生を表彰」。愛媛県松山市で今年7月、下校中に発生して間もない住宅火災とそう遇し、消火にあたって火事の拡大を防いだ小学生3人が26日、消防から感謝状が贈られました。
松山市東消防署・只信省三署長:
「勇敢な行動により周囲の人と協力し、迅速かつ的確な消火活動にご尽力されました」
表彰されたのは、松山市の八坂小学校に通う笹田あかりさん(6年)、越智千永さん(5年)、定行愛澄さん(5年)の3人です。八坂地区の防災訓練に合わせて、消防から感謝状と盾が贈られました。
この3人は松山市内で今年7月に下校中、発生して間もない住宅火災にそう遇。初期消火にあたり、火の拡大を防ぐ大活躍をしました。
笹田あかりさん:
「蚊取り線香があって、その上にカーテンが垂れかかってて、白煙が上がってて近くに行ってみたら、カーテンに燃え移ってました。通りかかった人に火事だって伝えて通報してもらいました」
越智千永さん:
「みんなの水筒を使って、水筒の中の水とかお茶をかけて消しました」
3人はとっさだったにも関わらず、火を消す係、助けを求める係などに分かれて作業を分担したといいます。
八坂地区自主防災会連合会・小笠原貴久会長:
「ちゃんと役割分担して通報する者、消す者、周りの人を呼ぶ者という形で、ちゃんととっさにできていたのが何よりもすごい。職員も我々(消防)団員もビックリ」
定行愛澄さん:
「もしもあの時、知らないまま通っていたら、ほかのところにも被害があったと思う。直ぐ判断ができて消せれたのでよかったと思います」
3人は表彰式が終わった後も地域の訓練に積極的に参加。煙が充満した部屋からの脱出する方法を体験を通じて学びました。
消防士
「煙がいっぱいの時は手の鳴る音、壁を叩く音、こういうのが目印になって逃げれます。もしも逃げ遅れた人がおったら呼んであげて。『こっちよー』って」
笹田あかりさん:
「普段の防災意識とかが実ってこういう結果になったので、普段の防災訓練とかを大事にしようと思いました」
地域のヒーローになった3人の小学生。将来の防災士の芽が育っています。
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