「芸術の秋」に生演奏を電車の中で、異例のコラボがまもなく始まります。
その舞台は、2025年3月から本格導入されたJR中央線快速のグリーン車です。
中央線快速といえば、2024年10月から2025年3月までお試し期間として、グリーン車を無料にしたことでも話題になりました。
そして今回の生演奏ですが、イメージは演奏者が座席に座って演奏するというようなものです。
グリーン車の客席でフルートやギターの音色を間近で体感できるそうです。
この生演奏が実施されるのは11月の土日と祝日あわせて12日間、東京駅と豊田駅を発車する上下線1本ずつです。
予約は不要で、グリーン券だけでこのサービスを楽しめます。
電車の中での生演奏。
異例のオファーに演奏する側もかなり驚いたそうです。
クラリネット奏者・佐藤宏樹さん:
通常運転されている車両で演奏させていただけるとは思ってもおらず、あんまりまだ想像できないが非常にうれしく、楽しみにしてる。
そして、車内の座席は音を吸収しやすいため、電車ならではの音の響きも楽しめるそうです。
クラリネット奏者の佐藤宏樹さんは「私たちの演奏が思い出の1ページに残ればいいな」と話しています。
気になる演奏曲ですが、電車にちなみ「銀河鉄道999」や「線路は続くよどこまでも」などから昭和歌謡までさまざま。
曲順は、天気や車窓からの風景などで即興的に変わる予定だということです。