400年の伝統を誇る津山の秋祭り、徳守神社の大祭が10月26日に行われ、城下町は熱気に包まれました。
「津山まつり」の最後を締めくくる徳守神社の大祭です。大みこしの重さは1トン。金色に輝く勇壮な大みこしにご神体が移され、担ぎ手たちは気合を込めて肩を合わせます。
約200人が赤組と白組に分かれ、旧出雲街道沿いなど12キロを練り歩きました。大みこしの後にはだんじりが続きます。鐘や太鼓の音に合わせて勇ましくまちを進み沿道の見物客を魅了します。
奴通りに大みこしが到着すると祭りはクライマックス。担ぎ手たちが腕を高くつき上げ大みこしを掲げました。
(神輿(みこし)の担ぎ手)
「今年初めて参加したが、こんなに楽しいと思わなかった。このまま若い世代がずっと引き継いでいけたら」
また、「田町奴保存会」による伝統ある奴踊りも披露され、祭りに花を添えました。
(東京から訪れた観光客)
「だんじりを初めて見たが、面白い。すごく活気がある。何度も津山に来ているが、こんな津山は初めてで、すごく良い経験」
(祭りの参加者は…)
「伝統がある祭り。私が小さい時は乗っていたが、今は乗っていた人が引き手になり、どんどんつながっていく祭りで楽しい」
少子高齢化の影響もあり、担ぎ手や引き手が年々、少なくなる中、地域の思いが一つになり伝統を守り続ける「津山まつり」。2025年もまち全体を祭り一色に染め上げ、幕を閉じました。