瀬戸内のエコな話題をお伝えする「エコナビ」です。今回は規格外野菜を使って商品開発を行う取り組みを紹介します。
◆規格外野菜をドレッシングやケーキに
規格外の野菜や果物を使って商品開発に取り組む、岡山市の「りんのひとさじ」。味はよいのに“ふぞろい”というだけで、販売できない野菜や果物を生産者から直接購入し、ドレッシングやケーキなどに加工して販売しています。
(りんのひとさじ 花房左和子代表)
「廃棄するにも金がかかったり、一生懸命作ったものが天候などで規格外としてたくさんでることもある。通常でも1~2割(規格外が)でるのが当たり前。初めて知った時は驚く量だった。」
◆市場に出回らない野菜はどのくらい?
農林水産省の作物統計調査によりますと、収穫量のうち市場に出回らない農作物の割合は約13%、全国で170万トンもあるといいます。
◆規格外のニンジンで「キャロットケーキ」
「りんのひとさじ」のおススメ商品の一つ、キャロットケーキにも廃棄されるはずだったニンジンがふんだんに使われています。
(佐藤理子 アナウンサー)
「ニンジンの甘味がふわっと広がったと思えばスパイスが後から追ってくる。香りもいいしニンジン嫌いな子供もパクパク食べられそう」
(りんのひとさじ 花房左和子代表)
「岡山にはおいしい野菜や果物があるので色々なものでアレンジを作っていきたい」
◆無駄なくおいしく
岡山の豊かな恵みを、無駄なくおいしく。規格外という枠を超えて、地域の魅力を伝える新しいカタチが生まれています。