100年以上にわたって北海道・小樽市の港を守ってきた防波堤が国の重要文化財に指定される見通しとなりました。

 国の文化審議会が10月24日、小樽港の北・島・南の3つの防波堤を重要文化財にするよう答申しました。

 長さはあわせて3.4キロで、北海道開拓の拠点だった小樽港を100年以上にわたり激しい波から守り続けてきました。

 コンクリートに火山灰を配合し、強いだけではなく経済性にも優れた技術を採用したほか、コンクリートの塊を斜めに積み上げていて「歴史的な価値が高い」と評価されました。

 指定されれば道内の重要文化財の建造物は34件になります。

北海道文化放送
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