東北有数の紅葉の名所鳴子峡では、まもなく見頃を迎えます。一方で宮城県内でもクマの目撃が相次いでいて、地元の観光業者は訪れる際は注意してほしいと呼びかけています。
10月24日に見晴らし台から見た景色です。見頃というには少し早い気もしますが、日差しが降り注いだ瞬間には、色づいた木々が美しく見えます。
そして、こちらは散策しながら紅葉を楽しめる「遊歩道」。24日も多くの観光客が訪れ、自然が織りなす秋の景色を楽しんでいました。
しかし、今年は山のレジャーで、例年にも増して気になることが。
観光客(Q.この鈴はどうして持ってるの」
「買ったんです。クマに注意するために」
全国で相次ぐクマの出没です。鳴子総合支所によりますと、今シーズン、鳴子峡周辺でのクマの目撃はないということですが、山の中には「必ずいるもの」として、訪れる人には警戒するようお願いしています。
これから本格的に迎える紅葉シーズン。地元の観光業者もクマに注意しながら楽しんでほしいと話します。
オニコウベ レストハウスの運営会社 西條勲取締役
「だいぶ色が着いてきて、ほぼ見ごろになってきたと言っていいと思います。今年の色は非常に鮮やかですので、期待できると思います。クマ鈴を付けたり、みんなでワイワイがやがや、にぎやかに話しながら歩いていただいたりとか、クマを寄せ付けないような注意をしていただければなと思っています」