占い師と信者の女らが、男性2人の自殺を手助けした罪などに問われた裁判で、信者の女に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
滝谷奈織被告(59)は占い師の浜田淑恵被告(63)の信者で、5年前、和歌山県の海で寺本浩平さん(当時66)ら2人の自殺を手助けした罪に問われています。
事件について、あざ笑うかのような滝谷被告らの音声記録が明らかになっています。
〈録音音声:被害者側の代理人提供(2020年10月)〉
【浜田被告】「この世で言う選択、ギリギリのやり方した。まあね、ご苦労様、あなたもそれに立ち会いまして」
【滝谷被告】「神業でございました」
これまでの裁判で滝谷被告は、「浜田被告のマインドコントロール下にあった」と話していて、24日の判決で大阪地裁は「指示に逆らうことが容易でない心理状態にあったことは否定できない」として懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。
【亡くなった寺本さんの息子】「今回の判決を聞いて、とても悲しくなりました。あまりにも刑が軽すぎます」
今後は、浜田被告の裁判が行われる予定です。
(関西テレビ「newsランナー」2025年10月24日放送)