技能試験の偽の合格証書を使って入管に申請し「特定技能」の在留資格を不正に取得した疑いで36歳のベトナム人の女が逮捕されました。
出入国管理法違反の疑いで逮捕されたのは、群馬県に住むベトナム国籍のグエン・ティ・マイ容疑者(36)です。
マイ容疑者は去年、東京出入国在留管理局に技能試験の偽の合格証書を提出して、飲食料品製造業の「特定技能」としての在留資格を不正に取得した疑いがもたれています。
警察はマイ容疑者の認否を明らかにしていません。
飲食料品製造業の「特定技能」の資格を得るには、原則、衛生管理などを問う日本語の学科試験や実技試験に合格する必要がありますが、マイ容疑者は試験を受けていなかったということです。
マイ容疑者は元々「技能実習生」の資格で来日していたということで、警察はより多くの収入を得やすい「特定技能」の資格を得る狙いがあったとみて、偽の合格証書の入手ルートなどを調べています。