着工から約10年、新しい道路に生まれ変わったばかりの首都高・羽田線が22日に公開された。都心と羽田空港などを結ぶ大動脈の工事区画は、東品川桟橋から鮫洲埋立部の約1.9㎞。開通から60年以上が経ち老朽化が課題となっていたが、今回の大改造で何が変わったのか。

海面から高く柱には防食対策

22日午前10時半頃、カメラが捉えたのはリニューアルしたばかりの高速道路。

東品川桟橋から鮫洲埋立部の約1.9㎞の工事区画
東品川桟橋から鮫洲埋立部の約1.9㎞の工事区画
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旧羽田線は海面にかなり近い位置にあったが、新しい道路は高い位置にある。約3mだった高さが約20mになり、柱には対策を施し錆びにくくなった。

さらには最新技術を活用し、車の走行音を抑えるなど環境にも配慮。そして、メンテナンスをしやすくするため、広い空間が高速道路の下に作られた。

更新・建設局の石田高啓事業推進部長は「100年先の安心・安全を確保できる、信頼される高速道路を維持・管理していきたい」と話している。

新しい道路への切り替えは、29日午前1時に行われる予定だ。(※荒天等の場合は翌日以降同時刻に延期)
(「イット!」10月22日放送より)

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