鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原子力発電所について、プールでの冷却が一定期間経過した使用済み核燃料を、空気で冷やす乾式貯蔵に向け、九州電力が24日、国に申請をすることが、関係者への取材で分かりました。

川内原発では、1号機、2号機の使用済み核燃料プールの貯蔵量が、共に7割を超えていて、このまま再処理工場への搬出ができなかった場合、1号機が2034年、2号機が2028年に満杯になる状態となっています。

こうしたことから九州電力では、現在、プールで冷却を行っている使用済み核燃料について、一定期間経過した物を金属製の容器で保管し、空気で冷やす乾式貯蔵に向けた技術的な検討を進めていましたが、24日、整備に向けた申請を国に行うことが関係者への取材で分かりました。

使用済み核燃料の乾式貯蔵は、茨城県の東海第二発電所など、既に国内の複数の原発で採用されています。

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。