10月23日は二十四節気で、霜が降り始める頃とされる「霜降」です。岡山、香川でも気温がぐっと下がる中、津山市の大名庭園「衆楽園」では、冬に向けて松の「こも巻き」が行われました。
津山市観光協会の職員が23日朝、園内の赤松や黒松約80本に、わらで編んだ「こも」を手際良く巻き付けていきました。
冬の間「こも」の中には害虫が集まり、春先になると焼いて駆除していて、こうした「こも巻き」は晩秋の風物詩として親しまれています。
23日朝の津山市の最低気温は11.3度と今季最低を記録。長く続いた残暑から一転して季節は冬に向かって駆け足で進んでいます。
(訪れた人)
「こも巻きの時期になると、ちゃんと気温が下がって秋が来て、自然のありがたさを感じる。」
(津山市観光協会 有木康二さん)
「これから寒くなって、本格的な秋が始まるという思いでやっている。風物詩として楽しんでもらえたら」
巻かれた「こも」は、2025年3月に園内で焼かれ、津山に春の訪れを知らせます。