アメリカの電気自動車大手「テスラ」は、先月までの3カ月間の営業利益が約4割減少したと発表しました。
テスラが22日に発表した2025年7月から9月までの決算では、電気自動車の税制優遇終了を前にした駆け込み需要で、売上高は四半期で過去最高となる280億9500万ドル、日本円で約4兆2700億円と、前年同期比で12%増加しました。
一方で、低金利ローンの導入や関税によるコスト上昇が影響し、営業利益は16億2400万ドル、日本円で約2470億円と前年同期比で40%減少しました。
今後、EV需要の落ち込みが予想される中、テスラは廉価版モデルを投入して販売台数の維持を狙う一方、新たな収益の柱と期待される自動運転タクシー事業について、早ければ年内にもテキサス州で運行を始める見通しを示しています。