退職代行「モームリ」の運営会社が、依頼者を弁護士にあっせんし紹介料を受け取った疑いで捜索を受けた事件で、弁護士側から「賛助金」の名目で報酬が振り込まれていたとみられることが分かりました。
「モームリ」の運営会社は、退職希望の依頼者を弁護士に紹介し違法な紹介料を受け取っていた疑いがあるとして、22日、警視庁の家宅捜索を受けました。
その後の取材で、弁護士側が運営会社側に「紹介料」ではなく、会社が提携する労働組合を支援するための「賛助金」の名目で報酬を振り込んでいた疑いがあることが分かりました。
警視庁は、違法な紹介料を隠そうとした可能性もあるとみて捜査しています。
一方、退職した会社から給料が支払われず、「モームリ」に相談して弁護士を紹介された女性は、着手金を支払ったものの、解決していないと話しました。
弁護士を紹介された女性:
(退職した会社に)連絡がつながらなかったらもうそれで終わりって一方的に切っちゃったりして。責任を果たしてもらいたいなと。
警視庁は今後、関係者らから事情を聞いて実態解明を進める方針です。