■殺人と死体遺棄罪に問われた母「遺体をキャリーケースに入れ新幹線に乗って運んだ」

 2024年4月、北海道の実家に生後間もない赤ちゃんを殺害し遺体を庭に埋めて遺棄したなどとして、殺人と死体遺棄の罪に問われている母親の初公判が10月23日午前10時から函館地方裁判所で開かれます。

 警察の調べに「遺体をキャリーケースに入れ新幹線に乗って運んだ」と供述する一方、殺人容疑は否認していた母親。

 裁判の行方はどうなるのか、注目が集まっています。


■赤ちゃんは頭に致命傷を負い、へその緒が付いた状態で見つかる

 殺人と死体遺棄の罪で起訴されているのは、住所不定・無職の大内流星被告(26)。

 大内被告は2024年4月、出産したばかりの赤ちゃんを遺体を殺害、遺体を北海道北斗市の実家の庭に遺棄した罪に問われています。

 捜査関係者によりますと、赤ちゃんは布に包まれた状態でビニール袋に入れられ、土に埋められていました。

 赤ちゃんは頭に致命傷を負い、へその緒が付いた状態で見つかっていて、生後1日もたたずに死亡したとみられています。

■遺体は実家の庭に埋めるまで少なくとも1週間近く放置

 これまでの調べで、大内被告は遺体を北斗市内の実家の庭に埋めるまで少なくとも1週間近く放置していたとみられています。

 大内被告は警察の調べに「私が埋めたことに間違いありません」「遺体をキャリーケースに入れ新幹線に乗って運んだ」と供述する一方、殺人容疑は否認していました。

 大内被告の初公判は10月23日午前10時から行われます。裁判は全6回開かれ、判決は11月6日に言い渡される予定です。

北海道文化放送
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