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プレスリリース配信元:株式会社DeltaX




株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「塾をやめたいと訴える中学生」について調査しましたので概要をお知らせいたします。

もしも中学生の子どもから「塾をやめたい」と言われたら-。高校受験を控える時期にこの言葉を聞けば、多くの保護者が不安に駆られることでしょう。また、「無理にでも続けさせるべき?」「本人の気持ちを尊重すべき?」と、どう対応すべきか悩んでしまいますよね。
塾選ジャーナルが行った調査では、4人に1人の中学生が「塾をやめたい」と訴えていたことが判明。その背景には、勉強についていけない焦りや課題の負担、部活との両立、人間関係や講師との相性など、さまざまな要因がありました。
この記事では、先輩保護者たちの体験談と具体的な対応策をご紹介。子どもの気持ちに寄り添いながら、最善の道を見つけるためのヒントをお届けします。

詳細はこちらをご覧ください。
「塾をやめたい」と訴える中学生が4人に1人。その理由は?
高校生の保護者100名への調査によると、子どもが中学生の頃に「塾をやめたい」と言われた経験がある保護者は全体の28%、およそ4人に1人という結果でした。



理由(1) 勉強についていけない、課題が消化できないストレス
塾をやめたい理由として最も多く聞かれたのが「勉強内容や進度についていけないこと」でした。集団授業では、学校よりも速いペースで進むことが多く、一度つまずくと、あっという間に置いていかれたような気持ちになってしまいます。
- 「塾の授業の進むスピードが速すぎて、周りについていけなくなったと感じたようです。授業内容を理解できないまま先に進んでしまい、置いていかれているような気持ちになり、通うのがつらくなったと言っていました。」(トラさん 愛知県 高1 男子 保護者)
- 「最初はコツコツ取り組んでいた塾の課題に追いつけなくなり、課題がたまっていってしまったから。」(Ayaさん 北海道 高1女子 保護者)

参考記事:
勉強しても成績が上がらない理由は?学年別に効果的な勉強方法も紹介!
理由(2) 部活との両立が困難になり、疲れがたまる
中学生にとって、部活動は学校生活の大きな柱です。練習や試合が忙しくなるにつれて、塾との両立が難しくなるという声も多く聞かれます。部活動で疲れているのに、さらに塾に通って勉強しなければならないという状況は、心身に大きな負担をかけます。
- 「部活動と塾の両立が難しく感じて疲れてしまい、勉強についていくのが大変だと言っていました。」(KK0424さん 東京都 高2男子 保護者)
- 「中学2年の夏頃、部活が忙しくなってきた時期に『塾に行く時間がしんどい』と言い出しました。授業のペースが合わなくて、質問し辛い雰囲気もあったようで、本人なりに頑張っていましたが、疲れとストレスが重なって限界だったようです。」(ほおずきさん 兵庫県 高2男子 保護者)

部活と勉強の両立については、中学生の保護者の過半数が悩みを抱えているという調査結果も出ています。
中高生が実践する勉強と部活の工夫については以下の記事でも紹介しています。
勉強と部活の両立に悩む保護者は58%!“リアルな声”から浮かび上がった対処法とは
高校受験|部活と勉強で寝不足…睡眠時間が足りないときの対処法
理由(3) 勉強以外のさまざまな要因も影響
勉強や部活以外にも、子どもが塾をやめたいと感じる理由は多岐にわたります。人間関係の悩み、先生との相性、さらには通塾自体が面倒になってしまうなど、さまざまな要因が影響していることがわかります。
- 「クラスメイトとの関係性が良くないということでした。」(あまりぞんさん 長崎県 高1男子 保護者)
- 「塾の講師があまり合わないから辞めたいとのことでした。教え方や言い方が好きではないという感じで。」(かりんとうさん 北海道 高2女子 保護者)

保護者が感じた「塾をやめたらどうなる?」という不安
子どもから「塾やめたい」と言われたとき、多くの保護者がまず感じるのは、将来への漠然とした不安ではないでしょうか。今回の調査では、子どもからやめたいと言われた家庭のうち、約半数の保護者が何かしらの不安を感じていたことがわかりました。
(1) 受験勉強が間に合わない、勉強習慣が途切れるかもしれない
「まず受験に間に合うのかが不安でした。周りの子がどんどん模試の成績を上げている中で、うちの子だけ遅れてしまうのではと焦りました。本人の気持ちも尊重したいのですが、親としては将来に関わることなので、どう判断すればいいのか迷いもありました。塾なしで本当に勉強できるのか、家で集中できるのかも心配でした。」(ほおずきさん 兵庫県 高2男子 保護者)
(2) 勉強嫌いになってしまうのではないか
「このまま勉強嫌いになって、志望校に合格できなくなるのではないかという不安がありました。また、子どもの気持ちを理解してあげられなかったのではないかと、自分自身の親としての役割にも自信が持てなくなりました。」(トラさん 愛知県 高1男子 保護者)
(3) 次の塾選びをどうするか、再び同じ状況にならないか
「通い続けていたのでやはり新たに探すとなってもどういう塾が良いのか分からなかったから。」( mayuriさん 奈良県 高1女子 保護者)
「塾を変えたところで、再度授業についていけなかったらと心配になりました。」(お受験さまさん 東京都 高1 男子 保護者)

このように、子どもが塾をやめたいと言い出したとき、保護者は「受験が間に合わないのでは」といった直接的な学業面への不安だけでなく、「この子の将来はどうなるんだろう」「親として正しく子どもの気持ちを理解できているのだろうか」といった悩みも抱えていることがわかります。
「塾をやめたい」と言われたときの選択は?約7割が「同じ塾へ通い続ける」

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選択(1) 同じ塾に通い続ける
子どもから「やめたい」と相談されても、最終的に同じ塾に通い続ける選択をした家庭が約7割と多数派でした。その背景には、以下のような理由があります。

塾の先生に相談し、状況を改善した

「まずは、やめる前に一度先生に相談してみようと思ったからです。塾の先生に状況を話したところ、個別で補習をしてくれることになり、子どもも『もう一度頑張ってみる』と言ってくれたので、そのまま通い続けることにしました。」(トラさん 愛知県 高1男子 保護者)
「通っている塾が嫌ではなかったので、やめて勉強についていけなくなるのは余計に大変だからもう少し続けた方がいいと思うけど?と伝えた。塾にも娘がやめたいと言ってることを伝え、部活の大会などで土日とも休みがない時は宿題を少なくしてもらうなどの対応をしてもらった。そのまま通ううちに辞めたいと言わなくなりました。」(しーママさん 神奈川県 高1女子 保護者)

子どもの気持ちと向き合い様子をみた

「子どもにやめたいと言われた時に、それは自分で決めることなので辞めたければ辞めればいいと言いました。ですが数日後には「やっぱり辞めない」と娘から言ってくれたので、その後も通わせました。」(まりんさん 大阪府 高2女子 保護者)
「子供が悔しいから今の塾で頑張りたいと話して、先生と相談して頑張ろうと決めたからです。」(みいこさん 神奈川県 高2女子 保護者)

慣れた環境で勉強を続けるメリットを重視した

「子どもが慣れた環境で学ぶことが安心だと考え、塾の先生とも相談しながら学習ペースを調整できるためです。」(さくらさん 東京都 高2女子 保護者)
まず「なぜやめたいのか」を深く掘り下げ、塾の先生とも連携しながら問題解決を図ることで、最終的に子どもが納得して塾を継続するという結果につながっているようです。
選択(2) 別の塾に移る
一方で、別の塾への転塾を選択した家庭もあります。これは、既存の塾では解決が難しいと判断した場合や、子どもの強い意志を尊重した結果といえます。

環境を変えることで気持ちを切り替えさせたかった

「本人が塾の雰囲気に合わなくて、授業も理解しづらいと言っていたので、無理に続けさせるよりも、環境を変えて気持ちを切り替えた方が良いと思いました。親としても、嫌々通うよりも前向きに学べる場所を探す方が結果に繋がると感じたからです。」(ほおずきさん 兵庫県 高2男子 保護者)

通塾の負担を物理的に軽減した

「自宅から近い場所にある塾に通いたいと言われたので、変更しました。」(ゆうりさん 東京都 高2女子 保護者)

成績が伸びず、塾に合わないと判断した
「塾の授業やレベルについていけず、ますます勉強に自信がなくなってしまったからです。」(お受験さまさん 東京都 高1 男子 保護者)
同じ塾に通い続けるか転塾するかは家庭によってさまざまですが、調査結果からは子どもの気持ちに寄り添い、その理由を理解しようと努める保護者の姿勢が感じられます。

参考記事:
小中学生が転塾する理由とは? 塾選びで押さえるべき3つのチェックポイント
前向きに塾を続けられた子どもの共通点は「環境・目標・成果」
「塾をやめたい」と悩みを打ち明ける子どもがいる一方で、最後まで前向きに通い続ける子どももいます。この違いは一体どこから生まれるのでしょうか?
今回の調査では、子どもが塾をやめたいと言わない家庭は約7割にのぼり、その理由の多くに「環境」「目標」「成果」という共通点が見られました。
ここからは、子どもが塾を前向きに続けられた具体的な理由を、保護者の声から見ていきましょう。
(1) 塾の「環境」に満足し、居心地が良かったから
子どもが塾に満足して通い続ける要因の一つは、勉強以外の「居心地の良さ」です。信頼できる先生や一緒に頑張れる友達の存在は、勉強へのモチベーション維持に大きく貢献します。塾が単なる学習の場ではなく、安心できる居場所になっていたことがわかります。
- 「塾の先生との相性が良く、授業がわかりやすかったからだと思います。本人が『ここなら成績が上がる』と実感していたようで、通うことに前向きでした。」(かんとさん 福岡県 高2男子 保護者)
- 「仲の良い友達も通っていたため、勉強はもちろん、楽しく通塾することができていたと感じている。」(ほりりさん 広島県 高1男子 保護者)

(2)明確な「目標」にむけて、自主的に取り組んでいたから
子どもが「やめたい」と言わない理由として、自分の力で将来を切り拓こうとする「自主性」も挙げられます。行きたい高校や将来の夢がはっきりしている子どもたちは、塾での勉強がその目標達成に不可欠だと理解しています。そのため、多少の困難があっても、自らの意思で学び続けることができるのです。
- 「志望校でやりたいことがあって、そのためにはまず受験合格が必須のため、やめたいと思ったことはないと思います。」(moさん 大阪府 高1男子 保護者)
- 「自分から塾に行きたいと言い出したからだと思います。」(みきゃんさん 大阪府 高1女子 保護者)

(3)塾に通うことで「成果」を実感できたから
塾で努力した成果が目に見える形で現れることも、子どものモチベーションを高める重要な要素です。成績が上がったり、周りから褒められたりすることで、勉強の楽しさを実感し、「もっと頑張りたい」という気持ちが湧いてきます。
- 「塾に行くことで成績上位をキープできていたのと、他校の友達との交流も楽しかったから。」(キャシーさん 北海道 高1男子 保護者)
- 「塾で勉強していると、どんどん成績が上がっていったので、通うのが楽しいと言ってました。」(けいこさん 広島県 高2女子 保護者)

調査からは、塾に通う目的を自ら見つけ、成果を実感できる環境にいるとき、子どもは学ぶ意欲を維持しやすいことがうかがえます。
まとめ:「塾をやめたい」は悩みの種ではなく、親子で学びを見直すチャンス
今回の調査では、およそ4人に1人の中学生が「塾をやめたい」と訴えていることがわかりました。
理由は勉強の負担や部活との両立、人間関係などさまざまですが、多くの保護者は子どもの気持ちに耳を傾け、先生や周囲と相談しながら次の一歩を考えていました。その結果、約7割は同じ塾に通い続ける選択をしており、子どもが納得できる形で前向きに学びを続けています。
「塾をやめたい」という言葉は、危機ではなく、よりよい学び方を探すきっかけになっていることが、今回の調査から見えてきました。

詳細はこちらをご覧ください。
アンケート調査概要
調査対象:高校受験で塾通いをしたことのある高校生の子どもを持つ保護者 (有効回答数100名)
調査時期:2025年9月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「高校受験における「塾やめたい」発言」についての調査
※本調査レポートの内容(グラフ・データ・本文など)の無断転載・改変を禁じます。
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は「塾選ジャーナル調べ:「高校受験における「塾やめたい」発言」についての調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/32875)へのリンク設置をお願いします。


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