自然災害により離島で停電が発生したとの想定で、電力会社と海上保安部が電力の復旧にあたる合同訓練が10月22日、笠岡市で行われました。
水島海上保安部の巡視艇「きびかぜ」に運び込まれる変圧器。この訓練は、中国電力と水島海上保安部が災害時の対応能力の向上と連携強化を図るため毎年実施しているもので、今回で5回目です。
訓練には約20人が参加、悪天候のため笠岡市の北木島で停電が発生し、定期船やチャーター船が航行不能になったとの想定で行われ、電力復旧に必要な資機材や人員を海上保安部の巡視艇で神島外港から北木島まで輸送しました。
(中国電力ネットワーク 倉敷ネットワークセンター 岡佳弘所長)
「どうしても災害の場合は悪天候の条件が多い。悪天候時に機材を運べるとなると海上保安部しかいないので海上保安部と連携をとっていくのは非常に意義がある。」
(水島海上保安部 端山真輔部長)
「巡視艇で入港して機材をどのように搬入・搬出するかというところが非常に難しいと思うので現地で実際に確認して一つ一つ検証しながら訓練をしていくというところを重点としている」
関係者は、今後もこうした訓練を継続して実施し、災害時の対応能力を高めていきたいとしています。