若者の県外流出を防ごうと香川県が検討を進めている新しい県立大学の設置や拡充に向けて有識者から意見を聞く検討委員会の2回目の会合が10月22日、県庁で開かれました。
香川県は若者の県外流出を防ごうと新しい県立大学の設置や県立保健医療大学の拡充を検討していて、有識者8人の委員が議論を進めています。
会議では香川県内の高校生や保護者、企業を対象に行ったアンケート結果が示され、大学への進学を希望する高校生の約6割が国公立大学への進学を希望していること、保護者の約4割が県内の大学への進学を希望していることなどが報告されました。
委員からは将来の産業や地域社会から求められる大学にするべきといった意見や、県内企業への就職を促進するのであれば、企業と大学が共同でカリキュラムをつくるなど連携して取り組む必要があるといった意見が出ました。
(検討委員会 浅田和伸委員長)
「香川県の将来のために、香川の高校生、若い人たちの将来のためにどういう在り方が良いのかをいろんな意見があると思うので意見を聞きながら、みんなで考えていく、知恵を出し合っていく」
3回目の検討委員会は冬に開かれ、県立大学の設置・拡充を決めた場合の学部や学科、入学定員などを議論する予定です。