女性初の総理大臣が誕生しました。10月21日、召集された臨時国会で日本維新の会と連立政権の合意をした自民党の高市総裁が総理大臣に選出。新たな首相の誕生に対する県内の反応を取材しました。

■女性初の首相誕生!働き方・子育て・経済政策…街から期待の声

21日に召集された臨時国会で、第104代内閣総理大臣に自民党の高市早苗総裁が指名されました。

新潟駅で配られた号外を手にした女性からは、女性初の首相が誕生したことへの期待の声が多く聞かれました。

【女性】
「やっと日本もここまで来たかなという感じ。女性の社会進出がもっと積極的になるように期待している」

【女性】
「同じ女性の立場なので、働き方とかが変わっていくといいなと思っている」

【女性】
「女性目線で言うと、子育てに優しい行政をつくってほしい」

一方、男性の多くが口にしたのは積極財政を掲げる高市首相の経済政策への期待です。

【男性】
「やっぱり経済関係。なかなか決めてやるということが、ここ1年ぐらい停滞していたので、早く前に進めてもらいたい」

【男性】
「賃上げもそうだけど、やっぱり物価が高くなっているので、 税率とかが下がってくれたらいいかなとは思っている」

■新たに“日本維新の会”と連立組んだ自民党 県内の反応は?

今回の高市首相誕生の裏で大きく変わったのが連立の形です。

政治とカネをめぐる自民党の対応などを問題視し、公明党が26年続いた連立政権からの離脱を決定。

少数与党の自民党が新たなパートナーに選んだのが日本維新の会。“国会議員の定数削減を条件”に閣外協力という形で連立入りすることが首班指名選挙を翌日に控えた20日、合意されたのです。

この決断に県内からは…

【自民県連 岩村良一 幹事長】
「(県内への影響は)選挙協力が大きいところだと思うが、ちょっとまだ見えてこないところがある。国民民主の場合はかなりお互いに協力できるようなところがあったのではないかなと思うが、維新はまだ見えていないので、その辺は今後見極めていきたい」

【公明党新潟県本部 市村浩二 代表】
「今回、公明党は連立を離脱した。これは高市さんだからということではないが、政治とカネのところ、これは今回の維新との連立政権合意の内容を見ても、すぐに(改革を)やろうという、そういうふうには捉えられない」

野党第1党の立憲民主党からも厳しい声が。

【立憲民主党県連 大渕健 幹事長代理】
「国民目線で見たときに、政治とカネだとか、派閥政治だとか、そういうことについての刷新感は何も感じられない」

一方、一時は連立入りもささやかれた国民民主党は…

【国民民主党県連 上杉知之 代表】
「国民民主党はもともと政策の実現が第一なので、そこはそれぞれ政策ごとに協力関係を結べるときは結ぶし、結べないときは結べないということになろうかと思う」


果たして高市新首相はどのように政権運営を行い、政策を打ち出していくのか、就任後初の会見は21日夜に行われる予定です。

NST新潟総合テレビ
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