自民党の高市早苗総裁が新しい総理大臣に選出されました。女性初の首相に秋田県民は何を望むのでしょうか。
21日に召集された臨時国会で第104代内閣総理大臣に選出された自民党の高市早苗総裁。公明党との連立解消、日本維新の会との新たな連立樹立などを経て、女性初の首相が誕生しました。
衆議院では、自民党の御法川信英氏、冨樫博之氏、福原淳嗣氏は高市氏に投票。
立憲民主党の緑川貴士氏、寺田学氏は党代表の野田佳彦氏に。国民民主党の村岡敏英氏は党の玉木雄一郎代表に投票しました。
参議院では、自民党の石井浩郎氏、無所属の寺田静氏ともに高市氏に一票を投じました。
自民党秋田県連・加藤鉱一副会長:
「自民党にとっては総裁が総理になれるかどうか、10日前はどうなるのかと心配していたが、総裁が総理に就任されたということで、比較第一党の自民党としては良かった。特に秋田県は人口減少が日本一、あるいは農業県なので食料の安心・安全を含めて政権の中でも地方に対しての位置付けは、これまで通り地方創生をさらに拡大する方向性を期待したい」
日本維新の会秋田県総支部・松浦大悟幹事長:
「今回維新が合意をし、連立に加わることになったが、与党となることの責任の重さを感じているところ。物価高対策をはじめとして、国民生活が大変厳しくなっている。まずは国民生活を第一に考えた政治をやってもらいたい。まず自民党県連にあいさつにうかがうところから始めたいと思う。良好な関係を築くのが第一だと思う」
公明党秋田県本部・松田豊臣代表:
「まず政治とカネの問題についてしっかり決着をつけてほしいということと、特に経済対策、特に国民の生活を守る政策を確実に実現してもらいたい。公明党らしく、思い切り政策をぶつけ合いながら、国民のために是々非々で議論して実現に向けて取り組んでいきたい」
立憲民主党秋田県連・石田寛代表代行:
「女性初の総理大臣が日本史上初めて誕生したので、本来は拍手を送りたいところだが、連立を組む維新が自民党よりも右寄りな政党だと思う。そういう形で今の自民党の右寄りな状況がさらに大きく右カーブをするので、大変危険な政権が誕生したと思う」
国民民主党秋田県連の村岡敏英代表は「国民民主党が主張するガソリン税の減税、基礎控除の拡大などの政策を実現していってほしい」とコメント。
共産党秋田県委員会の藤本友里委員長は「国民の暮らし、安保、外交、憲法などあらゆる分野で日本がかつてない危険な方向に進む恐れがある」とコメントしています。
一方、県民は「国民の声をなるべく反映する政治をしてほしい。少子化や物価というよりは、国民の手取りが増えるようにうまくやってほしい」「ゆったりした世の中になるように頑張ってほしい。何でもかんでも物価高で、お金持って行っても買い物にいけばお金が足りなくなる」と話していました。