能登半島地震から1年10カ月、富山県氷見市で1棟目となる「災害公営住宅」の起工式が行われました。
氷見市では、市内3カ所に合わせて69戸分の災害公営住宅を整備することにしていて、21日は1棟目となる栄町の起工式が行われました。
災害公営住宅は住宅の再建が困難な被災者が低家賃で入居できるものです。
栄町の建物は3階建てで、2DKと3DKの部屋、合わせて21戸が整備されます。
屋上には一時避難できるスペースがあるほか、市民の交流の場を作ろうと集会所も設置されます。
県内で災害公営住宅が着工するのは初めてで、市は来年夏に完成させ、秋ごろの入居開始を目指します。
*氷見市 菊地正寛市長
「被災者の皆様にはお待たせしている。これからもしばらく工事で来年の秋までお待たせすることになるが、しっかり工事を進めて、1日も早く安心して生活していただけるように進めていきたい」
また、2棟目となる北大町の災害公営住宅は今月27日に起工式が行われ、3棟目の伊勢大町は現在設計中です。