10月17日、岩手県北上市の山林で発見された男性の遺体が、行方不明になっていた近くの温泉に勤務する60歳の従業員だと判明しました。
司法解剖の結果、クマに襲われ死亡したと断定されました。

死亡が判明したのは、北上市和賀町岩崎新田の瀬美温泉の従業員・笹崎勝巳さん(60)です。

瀬美温泉では10月16日、露天風呂の清掃作業をしていた笹崎さんが行方不明となり、現場からは血痕や動物の体毛が見つかっていました。

翌日には温泉から50mほど離れた山林で身元不明の男性の遺体が見つかり、そばにいた1.5mほどのクマが猟友会によって駆除されました。

司法解剖の結果と遺体の身体的特徴から警察は21日、死亡したのは笹崎さんと断定しました。

遺体や現場の状況から笹崎さんはクマに山林まで連れ去られたとみられ、首や背中に大きな損傷があったことからクマに襲われ死亡したとしています。

瀬美温泉の岩本和裕代表取締役は岩手めんこいテレビの取材に対し「遺体が笹崎さんとは信じたくなかった。言葉がない。とても残念だ」とコメントしています。

岩手めんこいテレビ
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