全国各地の近世の城の成り立ちやその時代背景を通じて、松江城の築城の歴史をたどる特別展が、松江市で開かれています。

近世の築城の様子を描いた江戸時代初期の屏風絵。
大勢の人が大きな石を運ぶ様子がみられます。
松江市の松江歴史館で始まった特別展「慶長の城松江城築城とその時代」。
およそ600年前、全国各地に築かれるようになった近世の城郭の成り立ちや、その時代背景を紹介し、松江城がどのようにして築かれたのか、その歴史をたどります。

国宝指定の決め手になった「祈祷札」の実物。札に記された日付から、松江城天守が完成した年代が特定され、天守とともに国宝に指定された重要な史料が特別に展示されています。

このほか、松江藩主の堀尾氏の日々の動きを伝える古文書や、松江城の瓦の実物や絵図などおよそ100点の資料が展示され、築城の歴史を知ることができます。

松江歴史館学芸員・笠井今日子さん:
築城の様子を描いた屏風などから当時の様子、雰囲気が分かる資料をたくさん用意しておりますので、そういったところを見ていただきたいと思っています。

この特別展は12月7日まで松江市の松江歴史館で開かれています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。